けんてぃー大学

20代の国立大学職員による仕事のことその他関心があることの書き散らかしブログ

現金派 VS キャッシュレス派、どっちが貯金できる? その②

 

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こんにちは、けんてぃーです。

 

前回記事(現金派 VS キャッシュレス派、どっちが貯金できる?)で、キャッシュレス化による支出増加が科学的に証明されている事を書きました。

そんな中、私はキャッシュレス化推進派です。

今日は、このことについて書いていきます。

 

 

キャッシュレス化を推進したい理由

 

さて、そんな中で私がキャッシュレス化を推進したい理由としては、

以下の3つの理由が大きいです。

 

1.手間やコストの削減

2.お金の流通量・消費量の増加

3.犯罪防止

 

1.手間やコストの削減

現金払いがあることが非常に大きなロスになっているんですよね。

 

例えば、コンビニやスーパー等で支払いにもたついている人を見るといらいらしてしまいます。カードやスマホならピッで一瞬で済むところ、現金払いでは無駄に時間と手間がかかるのです。

「支払いが片手で済む」という事は、例えば乳幼児を抱き抱えた方や身体障害が有る方々にとっても生活しやすい環境になりますしね。

 

また、レジ機の中の現金の管理等も従業員の大きな負担になります。

それ目当ての従業員の横領や強盗事件もありますよね。

 

現金払いが無くなれば、そういったお金の管理が不要になるので、スタッフも楽になるし、人件費の削減もできるでしょう。

 

また、全国のATMも現金が必要なければ不要ですね。このATMの維持費は年間2兆円と言われています。そのコストが削減できるのは非常に大きいですね。

 

現金でやり取りすること自体も、その体制を維持することも、世の中に価値を生み出すものではありません。それに必要となるコストを別の生産的な事に使える事になるので、世の中全体の富の拡大が期待できるのです。

2.お金の流通量・消費量の増加

そもそもこの記事のタイトルに「どっちが貯金できるか?」と書いていますが、私は貯金が多いことに価値を感じてはいません。

お金は血液と一緒で、循環させてこそ価値があるのです。

貯め込んでいても大した価値はありませんし、むしろ貯め込む人は循環を止める社会悪とも言えます。

このことについては有名なたとえ話があり、イメージしやすいので参考にどうぞ。

町の活気を取り戻した旅人の100ユーロ – うまい話

 

さて、前回記事で書いたように、キャッシュレス化した場合には支出は増加します。そうなると、世の中でお金のやり取りは増え、経済の循環が多少は活発になるでしょう。

私はこれを期待しています。

要するに、財布の紐を緩めて消費を活発にしたいのです。

(財布の紐を緩めるという表現は、キャッシュレス時代では死語になりそうですね・・)

悪い言い方をすると、無駄遣いしがちな人にがっつり無駄遣いさせたいのです。そういった人たちは結果的に貧乏になるかもしれませんが、自己責任ということで(^_^;)

3.犯罪防止

そもそも現金は足がつかない性質なので、脱税の温床になっています。

事業家で、カード払いに対応していない店舗を経営をしているようなキャッシュレス化反対の人たちは、脱税したいだけなのではないかと思っています。

 

これがキャッシュレス化したら足がつくので、脱税を防止できます。「現金はダーティーなもの」という意識が重要ですね。

 

脱税以外にも、先述の店舗でのレジの有り金目当ての横領や強盗の防止にもなりますので、キャッシュレス化は犯罪の抑制になるのです。

 

おわりに

以上のような理由から、私はキャッシュレス化賛成です。

一日でも早くダーティーな現金から脱却した社会となり、無駄なコストが減り、

世の中全体の富が拡大して、その恩恵にあずかりたいものです。

 

関連記事:

現金派 VS キャッシュレス派、どっちが貯金できる? 

キャッシュレス化と長財布 〜「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」を読んで

現金派 VS キャッシュレス派、どっちが貯金できる?

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先日、ツイッター

30代からはじめる、10年で1000万円を貯金する方法 | ライフハッカー[日本版]

という記事が流れていました。

この記事の、

 

1. クレジットカードや、電車やコンビニで使える電子マネーで買い物をしない

クレジットカードも電子マネーも、現金を出さなくて買い物ができるのでとても便利ですが、便利だからこそついムダ使いをしてしまいがちです。「買い物は現金だけ」と決めて実行すれば、お金が減るつらさが実感できて、ムダ使いにブレーキがかかります。

 

上記の部分について、キャッシュレス推進派の私の思うことを書いていきます。

キャッシュレス化で無駄遣いは増える?

現金派の言い分として、

カード払いだとついついお金を使いすぎてしまう

というのがあります。


これについては、本当です。

 

まず、行動ファイナンスや幸福の経済学について書かれた『行動経済学入門』(東洋経済新報社)によると、国内外の数多くの研究において、現金よりクレジットカードの方が支払許容額が高くなり、より多くの支出をする傾向がある、ということが分かっているようです。

そして、お金と人間心理の研究の第一人者である、アメリカのデビッド・クルーガー博士の『「お金」のシークレット』(三笠書房)によると、現金払いと比べてクレジットカード払いでは平均23%も支出が増えるという研究結果だったようです。

つまり、4・5人に1人は現金よりもキャッシュレスで支出が増えることが科学的に証明されているのです。


いや、まあ実際はカード払いのほうがネットで使用履歴の確認・管理が簡単にできます。ポイントもつくのでお得です。これらは散々言い尽くされている事ですね。

なので、そういった管理ができて倹約思考の人であればカード払いでも問題無いし、それどころか支出のコントロールが上手になります。支出が増えることがあっても、それはコントロール下でのものなので問題ないでしょう。

しかし、問題は、そういった簡単な管理をやらない、やり方を学ぼうともしない人で、消費ドバドバ思考の人たちです。

こういった人たちは、カード払いではお金を使っている感覚が麻痺して、ついついお金を使ってしまうのです。

特に,デビットカードプリペイド式の電子マネーではなくクレジットカード払いでは、支払いが先延ばしになることでその傾向は顕著になります。

 

本来であればそのような金銭感覚や金融リテラシーを改善させるのが一番ですが、現実としてそのような人たちの消費マインドを変えるのは非常に骨が折れる事でしょう。そういった人たちは我慢するという意志が弱いですし、金融的な話は途端に難しく感じて拒絶してしまう人が多いでしょうからね。

 

そして、そういった理由で、キャッシュレスの反対勢力となる現金払いを推奨するコンサルタントもいるわけですね。

コンサルタントの人からしたら、そういった人が一定数いるのは事実であって、その人たちが無駄遣いを減らせるように、科学的な根拠に基づいて提言しています。

この人たちはなまじ科学的に正しい事を言っているので、説得して同意形成のもと現金不要のキャッシュレス社会を推し進めるのは困難です。

つまり、無駄遣いを減らしたいという理由で現金払いを好む人達と、それを推奨するコンサルタント達がキャッシュレス化を妨げる要因になっていると言えるのです。

 

キャッシュレス推進派の私としては、そんな人たちは放っておいて強引にキャッシュレス化を推し進めて欲しいものですけどね。

 

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現金派 VS キャッシュレス派、どっちが貯金できる? その②

キャッシュレス化と長財布 〜「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」を読んで 〜

 

本当は怖いしまじろう ~ちゃれんじじまの闇~


http://livedoor.blogimg.jp/baseballlog/imgs/5/9/59679fa3.jpg

画像引用:https://www.videomarket.jp/title/174185

こんにちは、けんてぃーです。

 

昨日、とあるLINEスタンプがきっかけで、
こどもちゃれんじで有名な「しまじろう」の怖さに気付いてしまいました。
このことについて書いていきます。

 

 

1.ちゃれんじじまの食物連鎖

私が気付いた怖さとは何かというと、気付いている人はとっくに気付いていたのでしょうが、

 

しまじろうは 肉食動物 である

 

という事です。


しまじろうの仲良しの友人としては、とりっぴー、みみりん、らむりんが思いつきます。
トリにウサギにヒツジと、強者である肉食動物(トラ)のしまじろうの好物がこんなに身近にいるわけですね・・
しまじろうは、自らの狩猟本能を抑えて彼らと仲良くしているんでしょうか・・?

 

なお、調べてみると、ヒツジのらむりんは2011年度を最期に
アニメから姿を消しているようです。

まさか・・・

 

しまじろうに食べられた!? 

 

と思ったそこのあなた、安心してください。
どうやらお父さんの仕事の都合ということで、フランスに引っ越したようです。

しまじろうに食べられたわけでは無いのは安心しましたが、
仕事の都合とはあくまでも口実で、本当は身の危険を感じて、
一家共々ちゃれんじじまを脱出した可能性は考えられますね・・・


そもそも、ちゃれんじじまにおいて、肉食動物は生きるために必要な食物をどうやって確保しているのでしょうか。

もしかすると、物語では触れないだけで、草食動物たちは生贄を差し出しているのでしょうか・・・

 

2.その友情は本物か

さて、しまじろうはどういう気持ちでとりっぴー達と仲良くしているんでしょう?
もしかすると、心のどこかで、「将来大きくなったら捕食してやろう」と考えているのかもしれません。

そして、そんなしまじろうと仲良くしている草食動物達は、どういう気持ちでしまじろうと仲良くしているのでしょうか?
もしかすると、本能的に恐怖を感じ、「機嫌を損ねたら捕食されてしまう」と考えているのかもしれません。

そんな関係のもとに成り立つ友情は、果たして健全と言えるでしょうか。
つまり、しまじろうたちの友好関係は仮初めのものである可能性がある、ということです。

 

いや、もしかすると、しまじろうたちは何らかの形で本能を抑え込まれているかもしれません。

しかし、まだ幼稚園児というしまじろうたちも、小学校に進学すると授業で「食物連鎖」を習うでしょう。
その際に、それがきっかけでしまじろうの狩猟本能が目覚めるかもしれません。
そうでなくても、その可能性があることに気付いた草食動物たちが結託して、しまじろうの首を取りにきてもおかしくないですね・・・

 

3.アニメ主題歌の歌詞の意味

しまじろうのアニメのOP曲で有名なものに、
「スキップステップアイランド」という曲があります。
歌詞の出だしの以下の部分は、聞き覚えがある方が多いでしょう。

スキスキスキスキ スキップ
ウキウキウキウキ ステップ
いつもドッキリ アイランド
ちゃれんじじまは ゆめいっぱい

さて、上記で考察したことから考えると、この歌詞の中の、「ウキウキ」や「ゆめいっぱい」というのは、肉食動物からの視点でしょうか?餌がわんさか存在するわけですからね。
それに対して、「いつもドッキリ」というのは、いつ捕食されるか分からない恐怖という意味で、草食動物からの視点で書かれているのではないでしょうか? 

「ゆめいっぱい」の「ゆめ」は、肉食動物からすると餌に恵まれていること、草食動物からすると悪夢のことを指しているのかもしれませんね・・

 

さらに歌詞の最後を見てみると、以下のようになっています。

ニコニコニコニコ かけっこ
きみといっしょに どこまでも
ちゃれんじじまは ゆめいっぱい

「かけっこ」とは、もしや肉食動物による草食動物への一方的な「かけっこ」の事でしょうか。
「きみといっしょに どこまでも」というのは、「かけっこ」を終えて、相手を自分の血肉とする事を暗示しているのでしょうか。

この曲は、ちゃれんじじまが楽しくポップな島であると表面上思わせておいて、実はチャレンジ島の闇を伝えているのかもしれませんね・・

全歌詞:http://j-lyric.net/artist/a002b87/l008a9b.html

 

4.おわりに

上記のように、ちゃれんじじまの闇は深いです。
その闇に突っ込んで、本能と理性の狭間で葛藤し、島の皆からは恐怖による迫害の対象になり、もがき苦しみながら皆との共存の道を模索するしまじろうを描いた「おとなちゃれんじ」的なストーリーを見てみたいものです。

日大アメフト部の悪質タックル問題に思うこと その③

こんにちは、けんてぃーです。

 

昨日(5月23日)の記事(日大アメフト部の悪質タックル問題に思うこと その② )を掲載した30分後に日大のコーチ・監督による会見がありました。

 

完全に二人とも保身に走っており、苦しい言い訳ばかりしていましたね。

あとは、司会の方のマスコミ対応のレベルもお粗末すぎて話題になりましたね。

 

前回までの記事に引き続き、この問題と会見で思ったことを書いていきます。

 

 

1.危機管理学部があるのに・・

日大には危機管理学部があります。新設で、アピールされている学部です。

この危機管理学部があるのに、危機管理ができていないということで、「ブラックジョーク」扱いされています。

中には、大学関係者の人でもこの事を面白おかしく批判的に語っておられます。

 

しかし、学部があるからと言って、その大学が、その分野における実際のあらゆる問題への解決が優れているとは限りません。

例えば、経営学部があるのに経営状況が悪い大学の多さを考えれば、そんなことは分かりきったことです。

大学は「学問」としてその学部の専攻内容を研究・教育するわけですからね。もちろんその知見を大学の問題解決に活かせない組織・運営体制の在り方に批判の余地はありますけどね。

 

上記のことは、少なくとも大学関係者なら当然分かることですが、そういう人でもいたずらにこの事を取り上げて小馬鹿にしている様は気持ちの良いものではありません。

ほんと、ただただ叩きたいだけなんでしょうね。

 

2.マスコミ批判について

日大の加害学生の会見では、マスコミのモラルの無さや質問のレベルの低さがSNS上で取り上げられていました。「マスゴミ」なんて揶揄されていましたね。

これには私も同意見です。

しかし、昨日の日大の監督・コーチの会見について、SNSやニュースではマスコミへの批判がほとんどありません。むしろ"マスコミよくやった"みたいな意見もあったりします。

これが私としては非常に違和感を覚えました。

 

例えば、学生の会見でマスコミが叩かれていた内容の一部として、以下のようなものがあります。

 

・質問は1人1つだけと言われているのに何度も質問する

・同じようなことを何回も質問する

・世間的にウケが良い返答が飛び出すように誘導する

 

上記については、監督・コーチの会見でも全く同様でしたね。

もちろん、監督・コーチの受け答えが的外れでおどおどしていたことがその一因ではあります。しかし、学生会見では批判したマスコミの姿勢を、監督・コーチ会見ではむしろ賞賛するスタンスはいかがなものかと思います。

 

人間は「見たいものしか見ない」という言葉があります。要するに、自分にとって都合の良い見方しかしない、ということですが、今回のケースはまさにこれですね。

可哀想な、被害者とも言える学生に対してのマスコミの酷さは目についても、悪者とも言える日大側に対しての酷さは目につかないんですね。

 

ただ叩きたいから叩く。悪者を懲らしめている気分になって、空想のヒロイズムに浸りたいだけの人が多いんです。

そんな人たちが世間のマス層だからこそ、そこにウケるような報道をするマスコミのレベルも上がらないということなんですけどね。

 

3.おわりに

日大アメフト問題を取り上げた記事が早くも3つになってしまいました。

できればもう取り上げることが無いように、生産的な騒動収束を願います。

 

 関連記事:

日大アメフト部の悪質タックル問題について思うこと

日大アメフト部の悪質タックル問題に思うこと その② 

大学職員が考える「ブラック部活問題」

日大アメフト部の悪質タックル問題に思うこと その②

こんにちは、けんてぃーです。

 

以前(5月17日)の記事(日大アメフト部の悪質タックル問題について思うこと)でも取り上げた日大アメフト問題ですが、1週間程度経ち、状況が大きく変わりましたね。

この問題について思うことを書いていきます。

 

 

1.前回記事からの進展

この問題は日に日に大きく取り上げられていっていますね。

特に、

 

①悪質プレーをした学生が自ら謝罪会見を開き、監督・コーチから、相手選手を怪我させる旨の指示があった旨を告発

②日大側は、会見での学生の主張に対して、「指示の受け取り方に乖離があっただけ」と否定

 

上記の2つが最近ホットな話題になっていますね。

 

顔と名前を出して、痛ましい謝罪会見を行った学生は立派でした。

しかし、それを卑下にし、学生を切り捨てるかのような日大の対応は酷いものでした。

会見では、マスコミも安定の酷さでしたね。

日大やマスコミへの主要な批判はSNS等で出尽くされているので、ここでは触れません。

 

2.叩きたいだけの世間

前回記事(日大アメフト部の悪質タックル問題について思うこと)でも書きましたが、こういった事件をどうやって減らしていくかを考えることが重要でしょう。

もちろん、そのためにも真相の究明は必要です。

しかし、ただひたすらに日大や、アメフト部の監督・コーチは腐っていると批判をする人が多いように感じます。それで、悪者を懲らしめる自分はヒーローだ!とでも思いたいんでしょうか?

悲しいのは、ただ誰かを叩きたいだけのように思われる批判が多く、建設的な批判になっていないのですね。

それだと、叩くことが世間的にも、叩いている本人にも何もプラスをもたらさないので、ただのエネルギーの無駄遣いなんですけどね。

日大がどうであろうと、それがあなたとどう関係するんですか?って話ですからね。

 

さらに、会見で新しく名前が挙がったアメフト部のコーチについて、彼の過去の事を持ち出して面白おかしく叩いている人が多い印象です。「皆が叩いてる人だから思いっきり叩いてOKだ!」という精神なんでしょうかね。

その人たちは、自身が偏見に満ちた差別主義者であることに気付いていないんでしょうかね?そんな人たちの中には、多様性が大事だ、ダイバーシティーが大事だとか呟いたりしている人もいるので滑稽です。

あなたは日大の関係者をクズと言いますが、あなたも大差なくクズですからね、と言ってあげたいです。

 

3.おわりに

大きく取り上げられたこの日大アメフト問題について、建設的な批判が盛り上がることが少ないのが非常に残念です。この騒動が、日大にとっても学生にとっても、スポーツ界にとってもプラスとなるような終結を見れることを願います。

 

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「プロ奢ラレヤー」という生き方を考える

こんにちは、けんてぃーです。

 

“人の金で生きる” プロ奢ラレヤーという人を知っているでしょうか?

今日youtubeを見ていたら、2週間前にAbemaTV でこの人の特集をしている動画があり、衝撃を受けました。

 

www.youtube.com

 

 youtubeのものは音声遅延がありますので、Abema公式のURLも載せておきます。

abema.tv

 

まだ見たことがない方は是非見てください!衝撃を受けること間違いなしです!

ヒモ生活・不労所得に憧れる私からすると非常に参考になりますし、尊敬できる生き方でした。

今日は、このプロ奢ラレヤーという生き方を考えてみます。

 

 

1.プロ奢ラレヤーの生態

 上の動画で取り上げられていたプロ奢ラレヤーの生態をまとめてみると、

 

・中島太一さん(21歳 無職)

・妻は美人スロバキア人(出会って20日で結婚)

SNSで奢ってくれる人を募集

・奢られて当然という態度

・お金が欲しくなったら投げ銭募集

 

いやー、すごいですね笑

それで生活できているんですからまさにプロの奢られ屋です。

 

2.プロ奢はダメな生き方なのか?

このプロ奢という生き方について、あなたはどう思いますか?

この番組では、女子アナさんが明らかにその生き方を肯定できず、多様な価値観があることを受け入れようとは思いながらも、やはり納得できていない様子でした。しまいには泣いてしまっていましたね。

この女子アナさんを筆頭に、いわゆる真面目に、お金や生き方に対して旧来の常識や価値観を是として生きている人達からしたら、この生き方を肯定するのは難しいのでしょう。

 

私としては、彼はその生活において基本的に誰にも迷惑をかけていないので、その生き方は否定しようがないと思います。(もっとも彼は、誰にも迷惑をかけない生活なんて誰だってできない。それができるという考えは傲慢だという考えのようです。)

むしろ、以下の観点から、尊敬されてもいい存在だと考えています。

 

3.ビジネスの観点から見るプロ奢

そもそも、多くの人は生きるために、会社からお金を貰って生活しているわけです。その対価として、自分の時間や成果を捧げているわけですね。

プロ奢もそれと本質的には一緒で、生きるために、他人からお金(食事)を貰っている。その対価として、自分を捧げている、と言えます。

相手に価値を提供し、その対価を受け取る。これはビジネスの本質ですね。

そして、それで生活できるのは、それだけの価値を見出してくれる人がいる、という事です。

 

プロ奢さんは、その為に相手を喜ばせる努力をしようというスタンスではなく、傲慢とも捉えられることのある素の、独特の価値観を持った自分を晒していますね。

そして、それが結果的に希少性や話題性を生み、自分自身をブランド化する事に成功しています。

 

以上のことから、プロ奢さんは会社の力や看板に頼らず、努力や競争が必要ない市場を自分で作り出している、優秀なビジネスマンと言えるでしょう。

この観点から彼を捉えられずに彼を否定するビジネスマンが、果たしてどれだけ世の中に価値を提供できているか気になるところです。

 

4.終わりに

自分自身をブランド化しているプロ奢ラレヤーは、要するに存在そのものに価値がある状態というわけですね。

そして、それは今までに無い方法によるものであり、見る者に意義を考えさせます。

 

つまり、自分自身を最先端のアート作品化していると言えます。

それはどういう事かというと、彼自身が人類の最高到達点の一つであり、人類の可能性を拡張しようとする存在だという事です。

 

人類の生き方に新たな可能性を提示した、アーティストにしてアート作品である「プロ奢ラレヤー 中島太一」に、私も奢りや投げ銭をしてみたいと思います。

就活解禁と「AI面接」

こんにちは、けんてぃーです。

 

さて、いよいよ6月1日から「就活解禁」となります。

解禁まで10日を切り、弊校の学生にも徐々に緊張感が高まってきています。

 

そんな就活ですが、今年は、「AI就活元年」とも言われています。

これについて取り上げてみます。

 

 

1.AIによるエントリーシートチェック

まず、AIによるエントリーシートのチェックを実施する企業が多くなるようです。

企業に大量に届くエントリーシートを最初にAIにチェックさせ、それで不合格だったものを人間がチェックする形が多いでしょう。既にそのチェック精度は人間の評価と大きく違いないレベルなのだそうです。これは、企業側にとって大きな効率化となりますね。

そして、それを合格したものを人間が面接するかと言うと、もはやその領域までAIが担当するようになってきています。

 

2.AIによる面接

AIによる面接はすでに技術的に実現しています。

SHaiN」というAI面接サービスは実用化されており、就活生はスマホやPCに向かって面接することが増えるでしょう。youtubeの動画があったので参考に載せておきます。

 

www.youtube.com

面接時間は60分以上かけ、じっくりと応募者を見極めるシステムとなっていますね。

しかも、ただ音声を認識するだけではなく、顔の表情なども撮影され評価されるようです。応募者からしたら油断なりませんね。

いやー、すごい時代になったものです。

 

3.メリット

さて、このAI面接におけるメリットは以下のようなものが挙げられます。

 

・人事担当者のコスト・労力軽減

・面接官の先入観やコネの排除

・面接の時間や場所を選ばない

 

時間や場所といった制限なく、面接を効率的に、公平に実施することができるようになるのです。企業としても就活生としても嬉しいことですね。

 

4.デメリット

反対に、デメリットは以下のようなものが挙げられます。

 

スマホやPCに向かっての面接はやりにくい。

・AIに評価されることに納得がいかない。

・AI採用への対策がテンプレ化されたら、応募者の応対が画一化される恐れがある。

 

リクルートキャリアやディスコといった就活産業の調査では、上記のような理由から、半数程度の就活生が反対しているとのことです。

 

たしかに、スマホに向かっての面接は慣れが必要でしょう。スマホのカメラを面接官の目と思って見るというのは難しいものです。

多くの人は気づいたら液晶画面を見てしまっており、AIに「ずっとうつむいている」と捉えられてしまう可能性もあるでしょう。

面接官の表情や仕草などを読み取って、それに対して適切なコミュニケーションを取るという技術を評価することも難しいですね。

そのため、公平ではあるものの評価に納得がいかない、という事はありえますね。

 

AI対策のテンプレ化については企業側の意見です。

しかし、私はこれは大したデメリットではないと思っています。

というのも、AI対策を実行できる人なら、人間相手の面接でも充分に対応できると思うからです。それに、AIの日進月歩の進化のほうが対策法の拡散よりも早いのではないかと思っています。

 

5.おわりに

賛否はありますが、今後の就活のトレンドとして、AIの活用が進むのは間違いないでしょう。最終的には人間の目で判断する必要はあるでしょうが、そこにたどり着くまでに、最低限の対策は必要になるでしょう。

そして、AI就活を対策するということは、「コンピューターが意味を確実に理解できるような、論理的な思考とその表現ができるようになる」という事が一番でしょう。

テクノロジーへの対応が必須と言えるこれからの社会において、こうした「コンピューターとの親和性の高さ」は非常に重要になります。そのスキルが磨かれる事になるのは非常に有意義な事ではないでしょうか。

 

以下、参考記事:

出身大学もう関係ない?企業の採用に「AI面接」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

[ニュース]話題のAI選考について就活生の反応は?約半数が「AIに書類選... - 『日本の人事部』