大学職員はホワイトか? ~大学職員の理想と現実~
こんにちは、けんてぃーです。
あなたは大学職員の仕事にホワイトという印象をお持ちでしょうか?
私が学生との時は「超絶ホワイト」という印象でした。
実際に働いてみての、その実態をご紹介します。
今日のお題目
楽か?激務か?
結論から言うと、【全体的には楽だが、部署による】ということになります。
弊校だけでなく他校でも、聞く限りは部署間の偏りが大きいです。
例えば私は、最初の配属はいわゆる激務部署でした。
繁忙期は大体22時頃業務終了で、夜の12時を回ることも普通にありましたし、基本的に定時内に業務を終了するのは非常に困難でした。業務ストレスも多く白髪が増えました。
仕事に行くのが嫌で嫌で仕方がなかったです。
ほかの部署のまったりさと比べると、不公平感で心中穏やかではなくなっていました。
次に配属された部署は、平均程度の忙しさのところでした。
定時までにやるべき仕事が終わっているのは当然で、繁忙期は20時程度まで残業といったところでした。業務ストレスも大きくありません。
楽とは言われず、むしろ大変な部署と言われますが、前の部署とのギャップで、なんだここは!天国じゃないか!と感じました。
このように、全体的には楽な中で、激務部署に行くこともある。といった感じです。
なお、激務部署でも余裕をもって仕事をこなしていると、激務部署を連続で配属となる確率があがるので要注意です、、
忙しさ以外に業務ストレスとして大学で特徴的なものは、無駄な業務が多かったり、作業手順が整理されてないという点、そして、変人かつ横柄な態度の教員への対応でしょうか。
とはいえ、定型の仕事が多く、待遇の悪化に直結するようなプレッシャーやノルマはありませんので、平均的な民間企業よりはよっぽど楽でしょう。
残業代は?
残業代は基準以内であれば基本的にはちゃんと支給されます、、が、配属先の上司によっては残業申請を牽制してくる可能性があります。
激務部署に配属になれば、残業代は多く貰えるので、収入はあがります。
中には残業代が欲しくてだらだら残業してるだろう人もいます。
そういうのは見ていて気持ちいいものではありませんが、まあ自分は経営者じゃないしあまり気にしないでおこうってスタンスです。上司のマネジメント力の問題と、それができる環境、それをしないことのインセンティブが弱いって話ですね。
見方次第では、だらだら残業さんは 給料を上げる≒自分の価値を高める努力をしている とも捉えられるかなと。。
定時で帰るなんてやる気ない奴だ、みたいな考えの人も上の世代には多いですしね。。
話は逸れましたが、サービス残業が常態化してはいないですし、平均的な民間企業よりはずっとホワイトでしょう。
有給休暇は?
有給休暇は業務に支障がでなければ普通に取れます。取りやすい環境です。
ワークライフバランスの推進という世間の風潮もあり、より取りやすくなっていくでしょう。
弊校では、年間20日付与されます。平均取得率は50%は超えています。
大型連休と組み合わせて10連休!とかも普通にできます。
福利厚生は?
福利厚生は充実してます。
弊校基準では、家賃手当は上限はありますが半額は出ますし、通勤手当もでます。
国立大学であれば文部科学省共済組合というものに加入しますが、やはり公務員系の共済ということで充実しています。旅行や保険、スポーツジムの利用等、さまざまな割引を受けることができます。
また、学内施設が無料で使えるのも良い福利厚生です。下の記事でも書いてます。
そして、育休・産休が取りやすく、時短制度もあるので、女性が働きやすい仕事と言えます。もちろん男性も育休は取れます。育休取得する男性職員はまだまだ少ないですが、男性の育児参加が叫ばれる中、増加傾向になっていくことでしょう。
基本的には年功序列なので、出世にもあまり響きませんしね。
雰囲気は?
基本的にはまったりとした雰囲気です。
かたっくるしいことも無く、少数派ですが男性でネクタイしてない人とか、革靴履いてない人とか、茶髪の人もいます。
私は服装はとにかく楽したい人間なので、この風潮はありがたいです。
中には注意してくる人もいますが、同じ服装規定である教員はてきとーな服装の人ばかりです。それが許されて職員が許されないという、合理的かつ説得力のある説明ができない人にしか注意されたことはありません。そんな人に何を言われても気になりません、そんな事でクビにはならないですしね。
終わりに
部署や上司によって幅こそありますが、総じてホワイトな職場と言えるでしょう。
国立大学職員については薄給な分ホワイトといった印象ですが、有名私立大学では似たような職場環境で高給取りなので羨ましいです。超人気職となっているのが頷けますね。